イワミアーツプロジェクトシンポジウムへ行ってきました!

イワミアーツプロジェクトシンポジウム取材

先日島根県大田市温泉津で開催されたイワミアーツプロジェクト!その中シンポジウム「芸術で過疎化を止める方法~世界と日本の芸術祭を参考に石見でも芸術祭開催を目指す」へ参加してきた様子をご紹介します。

登壇したのはイワミアーツプロジェクト代表の竹内大樹さん、音楽監督の大畑和樹さん、温泉津に移住し、石見神楽に出演、現在は子どもたちにもダンスを教える窪田真菜さん。
このシンポジウムでは、日本をはじめ世界各国で過疎化を芸術によって逆転させてきた実例を取り上げ、石見の地域活性化につなげる糸口を探ろうと開催されました。

これまで古民家での演劇公演やデジタルアート、演劇ワークショップなどを開催してきたイワミアーツプロジェクトのこれからを各地で行われている芸術祭を通して意見交換が行われました。

地域への芸術祭の影響

開催前の地域経済は観光や伝統産業に依存し、多様性が限られていました。地域外からの訪問者は少なく、特に冬シーズンは経済活動が停滞しがちで雇用の選択肢が限られ、若者の都市部の都市部の流出が課題となっていました。
高齢化と人口減少が進行し、若年層の流出が深刻な問題になっていて地域コミュニティの活力が低下。先進国は日本だけではなく、ヨーロッパでも同じ現象が起きています。

国内の改善例を出していくと 新潟県の越後妻有の「大地の芸術祭」について報道され、この地域の認知度が一気に上がりました。アートによる地域活性化で国内外からの移住者が増加し、地域コミュニティの再生に成功。
「瀬戸内国際芸術祭」は、一番多いときで来場者が120万人。地域経済の活性化とともに地域の認知度が一気に上がり、アートによる地域活性化で国内外からの移住者が増加し地域コミュニティの再生に成功しました。富山県利賀村のSCOT SUMMER SEAZONの事例も紹介されました。いずれも地域経済の活性化とともに芸術祭を通じて移住者が増加したそうです。

芸術祭を開催することによって
1.経済効果と人口増加への影響
2.地域ブランドの向上と人口流入
3.文化・芸術の発展
4.社会的インパクト
5.持続可能な都市開発への寄与
などが期待されます。

イワミアーツプロジェクトの場合

イワミアーツプロジェクトシンポジウム

2月に開催するのはちょうど観光客の一番少ないときに人を呼べればというところですが、範囲が広すぎるのと、これまでの開催でのアンケートなどから天候による交通機関の状況なども厳しいという指摘もありました。
竹内さんは「芸術祭は単なる文化イベントではなく、経済、社会、文化、人口動態、都市景観まで影響を与える強力な地域活性化のエンジンです。誕生前と後では地域の見た目だけではなく、人々の暮らしや意識、そして地域の未来までもが大きく変化します」と話していました。

竹内さん自身の小さいころに見た海神楽のように、このプロジェクトにかかわった子どもたちのきっかけになって進路選択の中で影響があるかもしれません。

フォーラム参加者からも「このイベントを通してまずは身内から盛り上げていくという力はあるし、県外から移住してきています」「地元の人たちと一緒に出られるという時間もあったらいいんじゃないかなと思いました」という意見もありました。

アートや芸術と呼ばれるものはなかなかその影響といったものがどう変化していくか、かかわった人にどう影響を与えるかはわかりにくい。
しかし各地の事例などを通して、竹内さんにはきっと回を重ねるごとに着地点が見えているのかなと感じました。

5回目となるこのイワミアーツプロジェクト。
心配された古民家での演劇は立ち見があったということで盛況だったそうです。
毎回この間竹内さんが情熱を持って進めてきたことがこのフォーラムで垣間見えたような気がしました。
ただこれをやっての結果はすぐには見えにくい。だからこそどうやって石見地域に定着させるか。
まだ課題も多く竹内さんら主催者側もこれからどうつないでいくか注目していきたいと思いました。

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